2023年7月31日、UXインテリジェンス協会(以下:UXIA)主催の無料セミナー「UXIA Open Session 02「AI革命: ChatGPTとマイクロソフトの次世代テクノロジー」が開催されました。その内容を一部ご紹介します。
AI革命: ChatGPTとマイクロソフトの次世代テクノロジー
本イベントでは、UXIA会員企業である日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト・業務執行役員 西脇資哲氏に「AI・人工知能の歴史」「ChatGPTの仕組み」などについて触れながら、AIのさまざまな活用事例をお話しいただきました。
登壇者紹介
日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト・業務執行役員 日本デジタルトランスフォーメーション推進協会 アドバイザー ノーコード推進協会 理事 ITビジネスコミュニケーション協会 理事 京都大学 iPS細胞研究所 コミュニケーションアドバイザー 西脇資哲氏
モデレーター
UXIA事務局長(株式会社ビービット 執行役員CCO 兼 東アジア営業責任者)藤井 保文
AIのさまざまな活用事例
AIは、約70年にわたる研究を通して予測や音声認識、文章理解、翻訳などが可能になり、さまざまな機能が実現できるようになりました。特に、ChatGPTをはじめとするジェネレーティブAIの登場により、それまで学術研究領域に留まっていたAIの民主化・大衆化・一般化が進み、多くの人々の体験に変化を生み出しつつあります。
本イベントのなかでは、以下のようなジェネレーティブAIの機能や利用事例が具体的に紹介されました。
- 話している言葉を聞き取って画面上にテキストで表示する、翻訳する
- 受信したメッセージに対して、返信するメッセージの候補を挙げる
- プレゼンテーションスライドにタイトルの文字を入力すると、デザインの候補を挙げる
- ミーティングの発言から、時間の経過に合わせて参加者の感情の推移をビジュアル化し、いつ誰がどのような発言をしていたかを確認する
- 英字新聞を日本語訳し、要点を箇条書きでまとめる
- ゲームの仕様を指示すると、プログラミングを行ないゲームを作成する
また、マイクロソフト社のプロダクトである「Microsoft 365 Copilot」も紹介いただきました。本プロダクトにはChatGPTが組み込まれており、Teams、Word、Excel、PowerPoint、Outlookなどの同社のOfficeアプリケーションと連携して、以下のような体験を実現できます。
- 議事録や画像、過去に作成した提案書などのファイルを指定すると、その内容を基に文章を作成したり、画像を配置したりして、提案用のドラフトドキュメントをWordで作成する
- Wordで作成したドキュメントを指定すると、PowerPointでスライドを作成し、スライドごとに修正や調整も行なう
発表後は、事務局長の藤井が西脇氏にヒアリングをしながら「ChatGPTや生成AIに対して、一般的に誤解されていると感じる点」「災害時といったリスクを伴う場面でのAI利用」といったAIに対する見解について、より詳しく伺いました。
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