分科会レポートー第15回UX組織開発分科会を開催しました

UXインテリジェンス協会(以下:UXIA)では「分科会」を通して、国内外における高品質UX事例の発掘・共有や、UXインテリジェンスの実践知習得に向けた学習環境の整備などの活動を行っております。

分科会の一つ「UX組織開発分科会」では、毎月定例会を開催し、UXを起点とした企業変革のための道筋や方法論の検討に取り組んでおります。

2023年1月13日に開催された、第15回UX組織開発分科会の内容の一部をご紹介いたします。

UX人財、リソースに関するディスカッション

UX組織開発分科会では、UX組織開発における課題として会員から「UXの重要性理解が経営層含めできていない」「UXを全社推進するための(横串)組織が機能していない」「UX推進人材が足りておらず、社内教育整備も進んでいない」などの声が挙がったことから、UX組織開発の重要性やUX組織開発指針の策定に取り組んでおり、会員間で情報共有や意見交換を進めております。

2023年は、自社のUXの課題感と対処法を抽出するための「UX組織診断・処方箋」や、経営層に対してUX組織に関する投資の合意形成を目的としたプログラム「CxOラウンドテーブル」を中心に、実践に向けた策定を進める予定です。

今回は、CxOラウンドテーブルに関連し、またこれまでにUXIA会員からも経営者向けの上申課題として挙がることの多かった「UX人財、リソース」に関するディスカッションを実施いたしました。

UXIA会員企業がグループに分かれ、自社でUX人財を内製化する必要のある業務やその際の課題をテーマに意見を交わすなかで「UX人財とはどのような人材か」「スキルセットや、育成するために必要な教育は何か」といった観点でも議論になり、UXIAの見解共有等も行われました。

理事 葉村は総評で「ジョブローテーションにより特定の知見を保有する人が少ないなどの日系企業特有の文化もあり、UXに関わる人だけでは解決が難しい課題もあります。そのうえで上申に向けては、企業全体として自社がどう変わるべきか、たとえば採用や評価のあり方なども含め全社的なアジェンダをいかに伝えるかが重要であり、(UXIAが)それらを考えるための場所でありたい」と話しました。

次回開催に向けて

次回のUX組織開発分科会は2023年2月。次回も、UX組織診断・処方箋やCxOラウンドテーブルの策定に向けた議論が行われる予定です。

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