分科会レポート - 第14回UX組織開発分科会を開催しました

UXインテリジェンス協会(以下:UXIA)では「分科会」を通して、国内外における高品質UX事例の発掘・共有や、UXインテリジェンスの実践知習得に向けた学習環境の整備などの活動を行っております。

分科会の一つ「UX組織開発分科会」では、毎月定例会を開催し、UXを起点とした企業変革のための道筋や方法論の検討に取り組んでおります。

2022年12月9日に開催された、第14回UX組織開発分科会の内容の一部をご紹介いたします。

UXの取り組み・推進時に抱えている課題や悩みに関するディスカッション

UX組織開発分科会では、UX組織開発における課題として会員から「UXの重要性理解が経営層含めできていない」「UXを全社推進するための(横串)組織が機能していない」「UX推進人材が足りておらず、社内教育整備も進んでいない」などの声が挙がったことから、UX組織開発の重要性やUX組織開発指針の策定に取り組んでおり、会員間で情報共有や意見交換を進めております。

今回は、2023年の取り組みに向けた課題の洗い出しのため、法人会員がUXの取り組みを推進する際に抱えている課題についてディスカッションいたしました。会員が事業会社と支援会社に分かれ、自社やクライアント企業における経営層への上申、関連部署との横連携、配下のチームメンバーとの推進など複数レイヤーの方々との協働といった観点から、さまざまなディスカッションを行いました。

理事長 遠藤の総評では、DXの一部としてのUXという観点で、書籍「なぜ、DXは失敗するのか?:「破壊的な変革」を成功に導く5段階モデル」(トニー・サルダナ著)の紹介がありました。「(DX推進の上で)まずデジタル関連部門が挑戦して成果を出し、部分連携をしながら大きな戦略の一部の実現、企業全体への定着、文化につなげていく」など、書籍の中で今回のディスカッションテーマに関連し得るポイントの共有などがありました。

次回開催に向けて

次回のUX組織開発分科会は2023年1月。今回に続き、今後の活動をどのようなものにしていくべきかについて議論する予定です。

UXIAは、UX組織開発分科会にご参加いただける法人会員様を募集しています。

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